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離乳食

母乳・母乳・母乳。Bが口にするもののすべてだ。湯冷ましも、果汁も、Bは受け付けない。乳首がいやなのか、味がいやなのか。多分その両方だろう。ミルクも果汁もお茶も飲まないということは、Bが何かを飲みたがるときには、必ず私がいないといけないということだ。

Bはなかなか寝ない。寝かせるにはずっと抱いていないといけない。寝たとしても2時間もしないうちに起きて、母乳をほしがる。乳児を抱えた母親は、みんな不自由な思いをするものだけれど、私は24時間Bにつききりで、休む暇がなかった。オムツも布オムツだったので、遠出ができないし、夜中でもオムツを必ず替えなければならない。

離乳の時期になった。Bに食べられるものがあるかしら、と不安になった。予感的中。Bが口にするのは、うどんと豆腐だけだった。しばらくすると雑炊も食べるようになったが、米粒以外のものは受け付けない。成長するにつれて、食べられるものが増えてはきたけれど、カロリーのあるものはまったく口にしない。Bが喜んで食べるのは、ひじき・糸こんにゃく(これは際限なく食べた)うどん・ひやむぎ・焼きそば(麺類は太いもの・細すぎるものは食べない)そして、お気に入りになったものは、ラーメン。米飯も食べるようになったのでほっとしたものの、副食はほとんど食べない。

好き嫌いが気にはなったが、母乳しか飲まなかったことを考えれば大きな進歩だ。りんごジュースも飲むし、ずいぶん楽になった。食べ物の種類も少ないが、食べる量も極端に少ない。まだ母乳も飲んでいるし、小さいながらもそれなりに発育しているので、まあよしとする。

心配でないと言えばうそになるけれど、今は食事を楽しむことが先決だと思った。
気にいらないと大声を上げて泣き、ついには息を吐ききったまま止ってしまい、みるみるうちに顔が紫色になってしまう。泣き入りひきつけというそうだが、何度見ても紫の赤ちゃんにはぎょっとする。

しつけはもう少し大きくなってから。とりあえずは子育てを楽しむこと、この子の性質に振り回されないことの方が重要だと思った。


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